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楽園に潜む欲望 2

続きが出来ました!
前回より文字数少ないんですね・・・。
続きがまだ頭の中でふわふわしているのでしばらくは別のお話になりそうです。
温かく見守ってくださる皆さんにいつも感謝でいっぱいです!

では続きをどうぞ!









部屋で食事を取っている少女がいた
駆逐艦”秋月”
それが彼女の名前だ
牛肉の缶詰と沢庵をおかずにおにぎりを頬張っている

扉を叩く音が聞こえどうぞ、と返事をする
入ってきたのは当艦隊の秘書艦、蒼龍だ

「あ~、やっぱりここでご飯・・・しかもそんなモノを・・・」

「そ、そんなものって・・・牛缶ですよ!」

「いや美味しいのは知ってるけどね?」

隣に座りじっと見つめてくる蒼龍に秋月はたじろぐ

「あ、あの・・・おすそ分け出来るほどは持っていませんけど」

「え?あ~、別にとってやろうなんて思ってないよ~?」

大飯食らいの空母の中の一人が食事中にやってきたのだ
疑うのも無理はなかった

「では何の御用でしょうか・・・?」

「食べ終わってからでいいよ♪」

「はぁ・・・えぇっ?」

手を自分の太ももの上に乗せてきた相手にびくんと体を震わせた
感触を確かめるように舐めるように撫で回して来るその手に秋月は鳥肌がたった
蒼龍の顔を見ると目的が自分の食事でないことが一目瞭然だった

「やめてください!私はその・・・」

「あ、ごめん。つい手が出ちゃった!」

「もう・・・」

手を合わせて自分の行動を謝罪してきた蒼龍に悪気はなさそうに見えた
不機嫌になりつつもおにぎりを頬張っていく
美味しい昼食に満足すると蒼龍の不振な行動はすっかり忘れていた




開発研究室の電気が灯る
蒼龍は秋月を押し込んで扉を閉めた

「や、やっぱりダメなんじゃ!」

「いいのいいの!私がいれば大丈夫だって!」

機械のスイッチを次々と押していく
静かに唸り出しチカチカと明かりが灯っていく
蒼龍は秋月を奇怪な椅子に座らせると端末を操作し始めた

「時間は・・・三十分ぐらいでいいかな」

入力を終えるといよいよ挿入しようとする
不安げな秋月に大丈夫だと言い聞かせ彼女を機械に接続した
安らかな吐息が確かに聞こえている
その顔を蒼龍は満足げに眺めていた








彼女は真っ白な世界に来ていた
見渡す限りの白
かすかに枠のようなものが見えるも自らの足では到底辿り着けるような距離には見えない

しばらく歩いていると世界が歪み始めた
足元にはいつの間にか雪が積もっている
突然吹き始めた風は身体に突き刺さるような冷たさだ
上を見上げると雲が浮いておりあたりは少しずつ暗くなり始めた

ふと見た方向に明かりが見えた
建造物があるようだ

「あ、あそこまで行ければっ、大丈夫!」

自分に言い聞かせ足を懸命に動かした
扉を開けて中に飛び込むと暖かい空気が彼女を包み込む
人の気配はないが先ほどまで誰かがいたような気がしていた

「あのー・・・」

返事はない
先へ進むと廊下に出た
長い廊下の左右にはいくつかドアがある
その奥の扉が開いているのが見える
半開きのその扉の向こうから何かが聞こえているような気がしていた

「きゃあ!」

ポンと肩を掴まれ悲鳴を上げた
振り返るといたのは蒼龍だった
いつもの笑顔で秋月のことを見ている

「遅れちゃった。ごめんね?」

「あ、いえ・・・」

手を引かれて蒼龍が出てきた部屋に入る
ビリヤード台などが置かれたレクリエーションルームだ
ソファに座りながら周りを見渡す
古臭いポスターや机に置かれたトランプなどが生活感を漂わせる
なんだか見たことのある風景だ、と秋月は思っていた
それによくないことがここで起こっていた気がする・・・

「どうしたの?思いつめたような顔して」

心配そうな表情でこちらを覗き込んでくる蒼龍の目を見ていた
見た目はいつもの通りだ
だが何か違和感があった
根本が何か違うような気がしたのだ

「あの、蒼龍さん・・・ですよね?」

その質問に蒼龍の表情は無になった
感情が見えない、不気味な表情だ

「・・・へぇ、わかるんだ」

不敵な笑みでこちらを見ている相手に秋月は確信した
目の前にいるのは蒼龍ではない
我らが艦隊の頼れる旗艦ではないのだと

危険を察知した秋月はすぐさま逃げようとした
だが足が動かずソファから立ち上がることができない
ふと下を見るといつの間にか自分の手と足が縄で縛りつけられていた

「この世界では私が思った通りにできるんだよ」

後ろに回りこんでいた蒼龍に耳下で囁かれる
表情は見えなかったがその声に秋月は戦慄した
欲望の塊が具現化してしまったような甘ったるい不気味な声

「だ、誰か!」

「私とあなたしかいないこの世界で誰を呼んでるのかな~?」

後ろから回された手がお腹をさすっている
決して乱暴ではないがしつこく舐め回すような手つきだ
震える身体にまとわりつくように蠢いている

「この身体もいいけど人手が足りなくてね。秋月ちゃんなら丁度いいんだ」

「いっ!?」

何かを頭に突き刺されたような感覚
痛みはないが後頭部に強烈な違和感を感じていた
ずぷずぷという音と何かが入ってくる感覚
それは秋月の意識にも介入していた

「うあっ!・・・いっ!・・・あっ!」

それは”情報”だった
別の人物の記憶や人格などの”情報”
膨大な量のそれが秋月の意識へと直接入り込んでくる
拒むすべはなく受け入れるしかない彼女はそれらによって上書きされていく

「ぎぎぎっ、あががががが!」

苦痛に苦しむ声が虚しく反響している
その間も蒼龍の手から出てくる黒い液状の物体は秋月の身体を覆っていく
文字通り上書きされていく彼女はついに声も出せなくなってしまった

「そろそろ三十分だ。ちょうどいい」





秋月が目を開いた
覗き込んでいる人影が見える
天井にある照明のせいか表情は見えない

「お疲れ様」

「んあっ」

背中から何かを抜き取られる
その際の刺激で思わず声が出てしまった
その刺激と自分の喉から出たその声が秋月の心をくすぐる

「ふぅ・・・とりあえずは」

「成功ですね」

見つめ合う蒼龍と秋月
照明がちらついているせいなのか二人の目の奥に本来あるはずの輝きがなくなっているようにも見える
しばらくして蒼龍は耐えかねて秋月にすり寄った
秋月の温もり、匂い、体の奥から聞こえる鼓動を感じようと夢中になっている

「ちょっと!・・・ふふ」

少し乱暴な蒼龍に躊躇するが相手から香ってくるいい匂いに秋月の口元が緩む
つい先刻まで嫌がっていたことにここまで興奮できるとは彼女自身思ってもいなかった
自分もこれで別次元へと入ってしまったのか
そんなことを考えているうちに蒼龍の手が別の場所へと移動している
敏感な部分に指をゆっくりと入れていく

「っ・・・あっ♡」

驚くほど官能的で刺激的なその声に秋月も蒼龍も顔を見合わせた
一体どこからそんな声が出たというのか?
二人の頭の中はその声をもっと聞きたいという意思で埋められていく

「・・・ねぇ」

「言わなくてもいいですっ・・・早くっ・・・!」

理性のタガが外れ二人は重なり合った
顔を相手の下腹部へと埋め競うように刺激し合う
まるで動物のように貪り合う両者の声は重たい扉の向こうへは通らない





翌日の朝

目を覚ました秋月は目の前の惨状に目を疑った
鼻にツンとくる刺激臭
脱ぎ散らかされシミがついて汚れた衣服
床に溜まった液体
そして自分の下で気持ちよさそうに裸で寝ている蒼龍

「なんで・・・そうか。私、司令と一つになったんだ」

自分が昨日どうなったかを思い出していた
既に提督に乗っ取られていた蒼龍によってはめられたのだ
仮想空間の中で上書きされた彼女の中には提督の意思が埋め込まれていた
現実世界へ戻ってくると欲望に耐えかねた二人は愛し合った
双方の体力が切れるまで続けられたことにより部屋の中は二人が出したものの匂いで充満し熱気で溢れ床は汚れ放題となっていた

「ひひ・・・ひひひっ」

「ん〜・・・」

自分の状況に気分が高揚し不気味な笑い声を漏らす
その声に蒼龍も目を覚ましていた

「あ、蒼龍さん・・・いえ、もう一人の”俺”」

「おはよーう。どう?いい気分でしょ?」

「ええ、最っ高ですね!秋月・・・ふひひ」

興奮気味の秋月に対して蒼龍は落ち着いている
だが恥部が熱くなっているのを隠そうとはしなかった

「じゃあ続き、しよっか」

「はいっ」







時刻は正午
食堂には多くの艦娘が押し寄せていた
加賀や赤城といった正規空母は既におかわりをしようと列へと並んでいる
提督もなかなかの大飯食らいであり彼女達に続いてプレートを持って並んでいた

「提督、あなたには肉じゃがは譲れません」

「にゃにをっ!俺にだって食う権利はありますよ!」

「喧嘩しなくてもおかわりできる分はありますよ」

カウンターの向こう側にいる鳳翔がニコニコと諭している
彼がよそうおかずに夢中になっていると後ろに気配を感じた

「司令!私もおかわりを頂きにきました!」

「え、秋月・・・?おお、いいじゃないか!よそってやるから渡しなさい」

輝く目でこちらを見つめる彼女のプレートによそっていく
それを渡すとありがとうございます!と元気に秋月は去っていった
彼女は今までも食堂に食べに来いと誘っていたものの応じてくれなかった
自分は握り飯と少しのおかずで十分だと取り合ってくれなかったのだ
それが今日はここに来てさらにおかわりもしている

目で後を追うと秋月は彼の秘書艦でありケッコンしている蒼龍の隣に座っていた

「あいつ・・・なかなかやるじゃないか」

目があうとこっちへ来いと手で誘ってきている
きっと説得の経緯も説明してくれるに違いないと笑顔でそれに応じた

向かってくる提督を確認した蒼龍はニヤリと笑い隣にいる秋月に囁いた

「まだだ。今はその時じゃない」

普段の彼女の口調からかけ離れた言葉だが秋月はそれに頷く
その様子は提督からは見えていなかった



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コメント

蒼龍に続いて秋月まで乗っ取られて…いい感じになってきましたね
提督本体はこの事態に気付いてないんですね
「蒼龍」の思惑は一体…続きが楽しみです

Re: タイトルなし

> 蒼龍に続いて秋月まで乗っ取られて…いい感じになってきましたね
> 提督本体はこの事態に気付いてないんですね
> 「蒼龍」の思惑は一体…続きが楽しみです


HIROさん

コメントしていただきありがとうございます!
自分の趣味ではありますが『こうなったらいいな』というのを追求していきたいです。
「蒼龍」の暴走がどうなるか・・・。
続きも楽しんでいただけるよう頑張ります!

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プロフィール

thesuperfate

Author:thesuperfate
かわいい女の子を乗っ取ってえっちなことをするのが大好きです。
不定期で憑依、乗っ取り、皮モノなどのお話を書いていくつもりです。

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基本的に18歳以上対象のお話を置いていくのでそれ以下の方は見ないようお願いします。

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